HOME教えて日本の風習神社へのお参り

日本の風習 神社へのお参り

赤ちゃん日本には「七歳までは神のうち」という諺があります。
かつて生まれた子どもが「七歳まで無事に成長する」のは、当たり前のことではありませんでした。
また「七歳までの子どもの魂は神の世界に存在する」という考え方もあります。

子ども
生命を授かり、母子ともの命に関わる「お産」を迎え、そして七歳まで成長していく様を神様にお見守りいただく風習は、現代でも受け継がれています。
「安産祈願」をすることで母親としての自覚を持ち、授かった生命への感謝の思いもわくでしょう。また「初宮参り」や「七五三」という儀式を経ることで、日々続いてゆく子育てに節目がでることも良いものです。


「お参り」いうと「初詣で」に出かけることが身近でしょうか。
お参りする時に、その神社にお祭りされている神様が「どのような神様」なのかを知っていますか。鳥居の横などに「御祭神」と案内されているのを見ることもあると思います。

それぞれの神様には「役割」があります。「縁結び」であったり、「五穀豊穣」であったり、「勝負事」であったり様々です。神様の役割を知ってお参りすることは大事なことです。「商売繁盛の神様」に合格を祈願するより、「学問の神様」に祈願する方が叶うのではないでしょうか。

西野神社 鳥居

西野神社 鳥居 (道路に面しています)

札幌には「安産」「子育て」の神様をお祭りしている「西野神社」があります。
お祭りされている三柱の神様のうち、
「豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)」は縁結び、安産、海上安全などの神様、
「鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)」は縁結び、安産、子育てなどの神様です。

「西野神社」にお祭りされている神様が、なぜ「安産や子育て」などの役割をもつのか?「神話」をひも解いてみましょう。

神話に「海幸彦・山幸彦」という神様の兄弟がいるのを知っていますか?

「山幸彦(ヤマサチヒコ)」が「兄・海幸彦(ウミサチヒコ)」に借りて、落として無くしてしまった釣り針を、海中の海宮(龍宮)へ探しに行きました。そこで山幸彦は「豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)」という娘と出会い、結ばれます。

「山幸彦」の子どもを授かった「豊玉姫命」は、「山幸彦(天神)の子を海宮では生めない」と浜辺に産屋を造りました。ところが屋根である「鵜の羽を葺き終わらないうち」に男の神様が誕生しました。屋根である鵜の羽を葺き終わらないうち生まれた神様なので、「鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)」という名前になりました。鵜の羽で屋根を葺いたのは、鵜が魚を用意に飲んだり吐き出したりすることから「安産の力がある」と信じられていたからです。

「豊玉姫命」はお産の時に「山幸彦」に「(海中の姿でお産をするので)決して産殿を見ないように」とお願いしました。それなのに「山幸彦」が覗いてしまったことで自分を恥じて、豊玉姫命は海宮へ帰ってしまいました。

代わりに妹の「玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)」を乳母(養育係)として、「鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)」を育てる役目で派遣しました。

このような神話から西野神社にお祭りされている神様は、「安産や子育て」の役割を持つのです。

神社西野神社のご案内

札幌市西区平和1条3丁目
TEL:011-661-8880  FAX:011-665-8698
HPアドレス http://nishinojinja.or.jp/

西野神社には100種類以上もの木々が植えられています。昔から神社の森は鎮守の森といわれ、神聖なものとして大切に保護されてきました。 アジサイをはじめとして、イチイ、トドマツ、アカマツ、ヨーロッパトウヒ、ニオイヒバなど、季節ごとに目を楽しませてくれます。

西野神社 社殿

西野神社 社殿

西野神社 社殿内

西野神社 社殿内
ここで安産祈願などの「お祓い」を受けます


子どもに関係する祭事
2月には節分祭の豆まき、3月には人形供養祭、8月には七夕祭り、秋の例大祭には「子供宮神輿渡御」「お稚児さん」、境内の土俵での「子供相撲」などがあります。

須浪和弘宮司

須浪和弘宮司

須浪和弘宮司プロフィール
昭和28年8月24日札幌生まれ。昭和52年まで余市在住。北海道産業短期大学卒業後、2級建築士として建築に従事。昭和55年父の後を継ぐため、國學院大學神職養成講習会を終了。昭和56年北海道神宮奉職。西野神社禰宜を経て平成3年西野神社宮司に就任。現在に至る。須浪宮司の他に3人の神職がいらっしゃいます。

百二十周年記念碑百二十周年記念碑
安産の象徴、犬が12匹。十二支になっています。

「子宝祈願」は中央の親犬をなでて祈願する
「安産祈願」は生まれてくる子の干支の子犬をなでて祈願する
「健康祈願」は自分の干支の子犬をなでて祈願する


安産祈願

安産の犬にあやかるように妊娠5ヶ月の「戌の日」を選び、お参りします。
「岩田帯」などを持参すると良いでしょう。
http://nishinojinja.or.jp/sub2/sub2-1.html

初宮参り

誕生を感謝し、赤ちゃんを初めて産土神様に認めていただきます。
正式なお参りの仕方・服装・時期などにつきましては、こちらをご覧ください。
http://nishinojinja.or.jp/sub2/sub2-2.html

七五三参り

親子揃って晴れ着で神社にお参りします。
三歳の男女児、五歳の男児、七歳の女児の風習です。以前は数え年で行いましたが、最近は満年齢でお参りする方も増えました。
http://nishinojinja.or.jp/sub2/sub2-4.html

神前結婚式

神社の中での神前結婚式も心に残る良いものです。参列者に見守られて神式の結婚式をするのはいかがでしょうか。
http://nishinojinja.or.jp/sub2/sub2-5.html

人形供養

人形は「ひとがた」とも読みます。「雛人形」をはじめとして子どもの成長を見守り、身代わりになるというような意味もあります。しかし子どもの成長とともに使われなくなる人形も。そのまま処分するのはが、ためらわれる場合に「人形供養」ということが行われています。
http://nishinojinja.or.jp/ningyou/kuyou.html

最後に「祈願する」だけではなくて、「お礼参り」も大切です。無事に出産できたことや、子どもが健やかに成長していることを、折に触れ「ありがとうございます」の気持ちで報告してみてはいかがでしょうか。

ママNavi編集部より
ママNavi編集部より
初めて「西野神社」にお参りしたのは、もう十年以上前のことです。道路からすぐの場所なのに、木々に囲まれ、清浄な気を感じました。
子どももまだ生まれてはいなかったのですが、神社の中で「クラフト作家の個展」や、お祭りでの「武術の披露」等、珍しい催しをしていて興味を持っていました。子どもを授かってからは「安産祈願」、「初宮参り」、「七五三」とお参りするようになり、その度に「感謝の気持ち」や、「母としての思い」を祈願して来ました。「お参り」というと「形だけの儀式」のように思う方も多いかもしれません。
でも24時間不休で続いていく子育ての中で、「参拝」で子育てに節目をつくり、新たな気持ちになることは気持ちの良いものです。
あなたも子育ての神様に「お参り」してみませんか。

▲ページの先頭へ戻る

コメント

投稿数:8件 | 

コメント 2010-03-25 11:19:00 ミセスドラゴン さん

編集削除

神社は最近、パワースポットなどとしても注目されていますね。近所に神社が無いのですが、是非行って見たいと思いました。たまには家族の健康や幸せを祈って、お参りするのもいいですね!

このコメントに意見を送る

コメント 2009-01-11 17:45:00 さや さん

編集削除

そういえば…。初詣に行くのすっかり忘れてたぁ…。年末には、じーじと一緒に行ったけど…。

このコメントに意見を送る

回答 2009-03-05 14:08:00 西野神社 さん

編集削除

こんにちは。少し春らしく成ってきましたが、雪解けまでは未だ暫くかかりそうですね。毎年境内の雪が完全に無くなるのは4月下旬ですが、桜の時季には是非お参り下さい。お待ちしております。

回答 2010-03-25 11:14:00 ミセスドラゴン さん

編集削除

西野神社は行ったことがないので是非行ってみようと思いました。北海道出身ではないので、雪が降っている間はお参りできないなと思っていたので、雪解けの時期に是非お参りさせていただきます!

コメント 2008-12-18 22:29:00 みぃーこ さん

編集削除

西野神社さん、うちからだとちょっと遠くてなかなか行けそうにもないけど…。いつか行ってみたいなぁ。神社は、お祭りの時に行くくらいだからなぁ。

このコメントに意見を送る

回答 2010-03-25 11:18:00 ミセスドラゴン さん

編集削除

神社のお祭りいいですね!北海道出身ではないので、まだ北海道での神社のお祭りは未経験です。是非行ってみたいです。北海道ならではのおまつりの特徴ってあるのかな?

コメント 2008-09-08 21:57:00 さらさら さん

編集削除

神社には、目的を持っていくというよりは、通りすがりに手を合わせることが多いです。人がたくさん集まりそうな時期は避けて行くので、だーれもいない神社でひとり手を合わせているとちょっぴりあやしい?かもしれません…でも、だーれもいない時の方が、より神聖な空気感を感じられて心地いいのです。西野神社にはまだ行ったことがなかったので、ママナビさんから届いたパンフレットを見て、またこの記事を読んで行ってみたくなりました。

このコメントに意見を送る

回答 2010-03-25 11:11:00 ミセスドラゴン さん

編集削除

通りすがりに手を合わせる・・・とても良い子とを聞きました。こういう心って大事ですね。子どもと一緒に歩いている時もそうしたいです!

投稿数:8件 | 

PR