採卵では、排卵誘発で育てた卵子を採取します。採取は長い針を用いて腟壁から卵胞を穿刺し、吸引して行うそうです。
希望すれば局部麻酔、静脈麻酔を行うことができました。私は初期の頃に行った子宮卵管造影という検査が、結構痛くて辛かったので、静脈麻酔で寝ている間に採卵を終わらせてもらうことにしました。
※子宮卵管造影:造影剤を子宮頚管の入り口から注入して、卵管の通過性、子宮腔や卵管の形、卵管采周囲癒着の程度を知ることができる。レントゲン撮影検査。
当日は休暇を取って採卵に臨みました。
麻酔をして眠っていたのでどのようなことをやっていたか分からないのですが、始まるまでの緊張感や、終わってからも無事採卵できたのかという緊張感があり、どっと疲れたのを覚えています。
当日は気が張っていたのかあまり痛みは感じなかったのですが、次の日通常どおり出勤すると、子宮のあたりがチクチク針を刺されたような痛みがあり、一日中結構辛かったです💦
費用面では採卵自体が体外受精の中で一番お金がかかり、当日は33万円くらい支払いました。
それ以外に採卵をした月には6回通院し、かかった費用は12万円弱でした。ちなみにその前の月は、4回通院し、計3万円程度でした。
体外受精のワンサイクルに対して補助金30万円が出ていましたが、移植ではさらに10万円以上かかりますし、それ以外にも諸々かかるので、やはりお金の壁はあるなと思います…。
ちなみに私は体外受精を開始してから妊娠判定までで70万円近く掛かり、そのうち、30万円が戻ってきた形です。私は幸い、体外受精では1回で妊娠できたので、もっとかかっている方もたくさんいるかと思います。。🥲
保険適用になると3割負担になるだけでなく、高額医療費制度も適用されるということなので、これから不妊治療を考えられている方には、やはりとても使いやすくなるのではないかなと思います。(私が行ったすべての治療がそのまま保険適用になるのかはよく分かりませんが)
採卵をした後は検卵といって、採取した卵胞液から卵子を探し、卵胞液を容器に小分けにして顕微鏡下で卵子を探します。回収した卵子は培養液に移し、培養を開始します。
検卵した結果などについては、次回書きたいと思います✏️