家事代行サービスとは?
家事代行サービスと聞くと、贅沢なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、必要なポイントにお手伝いで来てくれるカジュアルな家政婦さんというイメージもあります。
女性の社会進出、夫婦で共働きをしなければいけない社会背景、そしてその中での子育てなども影響して、家事代行サービスを依頼することへの抵抗感も少なくなってきています。
毎日の暮らしをより良くできる手段として、どんな「家事代行サービス」があるのか、選び方や利用のポイントをご紹介します。
もくじ
1-1. 仕事内容
1-2. ハウスクリーニングや家政婦との違いは?
2-1. プランの種類
2-2. 気になる利用料金はどのぐらい?
2-3. 家事代行サービスを活用するメリット
3-1. 安全と口コミ・評判
3-2. 保険・契約条件
3-3. 別料金
4.まとめ
家事代行の定義は「家庭の雑事を代わりに行うこと」です。
読んで字の如く、「家事」を「代わりに行う」サービスです。
契約する利用者の要望や生活スタイルに合わせて定期的に家庭に伺い、利用者の家庭で使用している用具を借りて日常的な家事を代わりに行います。
≪サービスの一例≫
掃除機がけ、食器洗い、キッチンの掃除、お風呂や洗面所の掃除、トイレの掃除、洗濯、アイロン掛け、窓ふき、調理、食料や日用品の買い物 などです。
一般的な家事であれば幅広く対応してもらえるのが家事代行サービスの魅力だと言えます。
◎「ハウスクリーニング」とは
専門技術を持つスタッフが、専用の機材や洗剤などを使用してエアコンや換気扇の内部など、普段の家事では掃除しない箇所をプロの技術で徹底的に洗浄・クリーニングしてもらうサービスのことを指します。家事代行よりも費用がかかります。
◎「家政婦」とは
家政婦を依頼する場合は、家政婦紹介所などを通じて紹介を受けるのが一般的で、法人とではなく個人と直接契約を結ぶことになります。
そのため、家政婦との相性が合わないなど何かしらの不満が出た場合には、契約解除なども含め家政婦の方と直接交渉する必要があるほか、万が一の物損事故に関しても、家政婦本人の責任となるため当事者同士で解決することが必要になることもあります。
毎日の家事をこなしているママたちの気になるポイントをピックアップしました。
基本は毎週や隔週など定期的に家事を依頼する「定期プラン」と、都度依頼をする「スポットプラン(単発)」の2種類があります。
時間あたりの単価で考えると定期プラン(週1回以上)の方がお得になり、出かけている間や仕事中などの留守宅でも利用できます。
急な来客や週末だけといったスポットのニーズにも応えてくれるのが家事代行サービスの良いところです。
ただ、定期プランのみでスポット(単発)プランを対応していない会社もありますので、
プランをよく確認する必要があります。
そして、ママに特化した「産前産後応援プラン」や「引越し前後の準備・片付けサービスプラン」などを
展開してくれている会社もあります。
基本的な料金体系は、ほとんどの会社が定期プラン1時間単位で単価(約2,000~3,000円程度)が決まっており、1回あたりの最低作業時間2~3時間の利用プランが多いようです。
「依頼内容」×「依頼時間」×「依頼頻度」によって決まり、1回あたりの金額としては約4,000~9,000円程度となります。スポットプラン(1回のみ単発利用)ですとそれより少し割高になります。
仕事や子育てで疲れているのに、休日も溜まった洗濯物や掃除機がけで時間をとられる!なんてことも解決できますし、お風呂や洗面所といった少し面倒な水回りの掃除をしてくれたり、洗った洗濯物をきちんと畳んで収納してくれたりと家事代行サービスを利用することで、体力的・時間的・精神的な家事の負担が軽減されます。
そして、家事に使っていた時間を家族や友人と過ごす時間に使えたり、趣味や習い事などに使えたりとあらゆる生活の「ゆとり」を手にすることができるようになります。
とても便利な家事代行サービスですが、プライベートゾーンがサービススタッフの仕事場でもあります。
留守中に対応してもらうこともできるからこそ、注意しなればならないこともあります。
◎会社と雇用契約
家事代行サービス会社から派遣されるスタッフは、依頼主ではなく会社と雇用契約を結んでいます。
そして、スタッフ採用の段階で一定の基準を設けているため、派遣されてくるスタッフも信頼しやすく、仮にスタッフとの相性が合わなかったとしても、家事代行サービス会社にその旨を伝えればスタッフ交代などに対応してもらえるため、契約上のトラブルが発生することは多くありません。
貴重品などの管理をしっかりして余計なトラブルが発生しないように自己管理も必要です。
◎サービススタッフの技術やマナー教育
安心できるマネジメント体制と研修などを実施して常にスタッフへの教育に努めているかどうかが信用できる会社か判断する基準になります。
プライバシー情報の取り扱いや個人情報保護方針の指導・管理、守秘義務契約書の取り交わしに努めているかも大事なポイントです。
また、ホームページに利用者がサービスを依頼するにあたって質問した内容への回答や実際に利用した方の感想などの掲載を確認するとより対応が分かりやすいでしょう。
◎契約内容の確認
基本は家事代行サービス会社との契約のため、サービススタッフとの直接のやりとりはほぼありませんが、まれに直接スタッフと依頼人をつなぎサービスを受けてもらうこととする会社もあるので、トラブルにならないように注意が必要です。
契約期間や自己都合での終了、定期プランの途中でサービスを休むことができるかなども事前に確認しておく必要があります。
◎加入保険
家事代行サービス会社は基本的にどの会社も損害賠償保険に加入しているため、万が一家事作業中に物損事故などが発生しても、しっかりと補償をうけることができます。念のため、申し込み前に加入しているか確認しましょう。
ほとんどの会社はサービススタッフの交通費が別料金で記載しています。また、会社によっては入会金や年会費が必要なところもあり、定期プランにすると鍵を預ける預かり料がかかることもあります。
時間帯別加算料として、土日祝日や時間帯、年末年始で割り増し料金がかかる会社もあります。早朝・夜間・深夜の時間帯を希望される場合や年末の大掃除などを希望される方はご注意ください。合わせて、キャンセル料の発生条件も確認しておきましょう。
家事代行サービスを利用することに特別な印象を持つ方が多いかもしれないですが、近年では一般的に受け入れられるサービスになってきています。
上手に活用することで、毎日の生活と心にゆとりができ、より自分らしいライフスタイルを実現することができるようになります。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?