スキーは、冬ならではのレジャーとして家族連れにも大人気です。そこで、おすすめしたいのがファミリー向けサービスが充実したスキー場。家族みんなでスキーを満喫するためのポイントと注意点をご紹介します。
もくじ
1. スキー場デビューに最適なタイミングは?
2. 要チェック!ファミリーに優しいゲレンデ選びのポイント
2-1. コースとアクセス
2-2. スキー以外の楽しみ
2-3. 乳幼児向け屋内施設
2-4. 託児所やスキースクール
2-5. 宿泊するなら?
3. スキーグッズ一式、どこまで揃えるのが正解?
4. あって良かった!持ち物リスト
5. 安全に楽しむために、子どもと一緒に確認しておきたいルール
6. まとめ
子ども専用の雪遊び広場などが充実しているところが増えているので、スキー場は小さなお子さまでも安心して楽しめます。
ただし、スキーデビューとなると注意が必要です。ブーツは、だいたい15cm程度からなので、利用できるサイズ確認をしなければなりません。スクールは、プライベートレッスンなら3歳以上から、グループレッスンは4~5歳以上となっている場合がほとんどで、スキー場によって違うので参加対象年齢はいくつからかを問い合わせておきましょう。
家族みんなが楽しむために、安全に配慮したスキー場選びのポイントをしっかり押さえておきましょう。
ゲレンデの幅が広く、緩斜面で長いコースなど初級者でも滑りやすいコースが多いスキー場がおすすめです。さらにゴンドラなどがあれば、小さなお子さまでも移動が快適になります。リフト券は、親子割引や未就学児無料など様々な特典があるので、上手に活用しましょう。また、移動だけでみんな疲れてぐったりなんてことにならないように自宅からのアクセスの良さも重要です。
スキーに飽きても、雪遊びなどができる子ども専用エリアがあれば安心です。さらに、スノーエスカレーター完備なら、そり滑りで何度も登る時にも楽々です。なかには、子どもに人気のキャラクターや恐竜とコラボしたキッズパークなどもあります。他にも、こだわりのゲレンデ食や天然温泉など、そのスキー場ならではの情報を把握しておくことが、より満喫するためのポイントです。
無料で利用可能なキッズ専用休憩室や、おむつ交換台、授乳室などが完備されている屋内施設が初心者コースやキッズパークの近くにあれば、天気の急変や子どもの体調変化に対応してすぐに移動できるので安心です。また、ゲレンデから駐車場が近ければ、お子さまを車でお昼寝させたい時にも便利です。
生後3カ月から預けられる託児所や、参加費200円のスキースクールなどを活用して、夫婦で楽しむ時間や、下の子を預けて上の子と遊ぶ時間を確保するのも良いでしょう。要予約な場合が多いので、託児可能年齢含め事前に問い合わせが必要です。
着替えや荷物預かり、お昼寝にも便利なのでスキー場に隣接したホテルが最適です。なかには、メリーゴーランドや室内造波プールが宿泊者無料というホテルもあります。
ママ友ファミリーと行く場合には、貸別荘もおすすめです。1棟貸なので何家族かで割ると宿泊料も安く、子どもたちが騒いでも近隣迷惑になる心配がないというところが魅力です。
子連れスキーの準備で重要となるのがスキー板とブーツです。サイズが合っていないと外れたりしてけがの原因になるためジャストサイズを用意しましょう。レンタルもおすすめです。
そして、けが予防のためにヘルメットの着用も忘れてはいけません。自転車用でもかまいませんが、スキー用のものはゴーグルのずり落ち防止や、耳あてがついてあたたかいので、スキー用をレンタルすることをおすすめします。もし、自転車用のヘルメットを使うなら中にニット帽をかぶるか、耳あてを別で用意してあげましょう。
また、ニット帽、ゴーグル、グローブ、ネックウォーマー、チケットホルダーなどの小物や、保温性のあるインナー、スパッツ、靴下はレンタルがないので持参しましょう。なお、濡れて渇きずらいグローブや靴下は最低でも2セット準備しておくと安心です。
スキー場は天候が変わりやすいので、子どもの体調に配慮するために、着衣で寒暖調節してあげたり、無理せず休憩を挟んであげることが重要です。それには、晴天率の高いスキー場を選び、寒暖差を減らし、体調への影響を軽減してあげましょう。
・ボーゲンヘルパーがあれば、足を横に開くだけで自然とハの字になるのでスキーが初めてのお子さまにおすすめです。
・スノーボールメーカー、砂場セットなどの雪遊び用おもちゃは、レンタルもありますが割高なので持参した方がお得です。
・紫外線や乾燥から肌を保護するために日焼け止めやリップクリーム、小腹が空いたらリフト乗車時に食べられるように一口おやつなども用意しておくと活躍します。
・スキー中に着替えなどの荷物を入れるリュックは、チャック式で、腰ベルト固定可能な20L位の薄型タイプであれば、リフト乗車時も邪魔になりません。
・すでにオムツが外れたお子さまでも、ゲレンデではすぐにトイレに行けないのでオムツの持参をおすすめします。
・屋内での休憩時にスキーブーツは歩きずらいので、スリッパなどを持参しておくとリラックスできます。
・もしもの時のために、常備薬や保険証は必ず持参しましょう。スキー場近くの病院も調べておくと安心です。
スキー場でのルールやマナーを知らなければ、自分がけがをする危険と共に、他人にけがをさせてしまう恐れもあります。これらは意識することで未然に防ぐことができるので、あらかじめ親子で注意点を確認し、子どもから目を離さないことをいつも以上に意識しましょう。
まず、スキーを滑る時は準備運動をして周囲をよく確認してから滑り出し、転んだらすぐに起きることや、コース途中の休憩は端に寄ること、コース外は絶対に滑らないことを必ず守るよう説明します。つぎに、リフトに乗る時は割り込まず、安全バーを下ろしてふざけずに乗ること、リフト降り場からはすぐに離れることも忘れずに伝えましょう。
そして、屋内に入る時はスキー板とストックを外の指定の場所に置いて、ブーツについた雪はなるべく落としてから入るよう教えます。
それから、もしも迷子になってしまった時のために、集合場所を決めておいたり、連絡先を子どものポケットに入れておくのも有効です。
スキーは、重心の感覚とコントロールを身につけられるので、子どもの運動神経を良くする土台作りとして非常に良いスポーツです。わくわくなデビュー体験ができれば、この先も家族でずっと楽しめるイベントになるので、無理なく安全に楽しめるプランを練り、家族みんなでウィンタースポーツを満喫しましょう。