子どもが2歳を過ぎるとそろそろ気になるのが、幼稚園どうする?という話題です。チェック項目の多さに何を基準にしていいか迷ってしまうこともありますよね。
迷えるママパパに役立つ、幼稚園選びのアドバイスをお伝えします!
もくじ
1.幼稚園の種類
1-1.私立幼稚園と公立幼稚園
1-2.私立、公立幼稚園の保育料、入園手続き
2.気になる幼稚園がいくつも!のときの比較アドバイス
2-1.お弁当と給食
2-2.私服登園と制服登園
2-3.バス通園と徒歩通園
2-4.その他の比較ポイント
3.実際に幼稚園を訪れてみましょう!
3-1.見学できるチャンスは色々
3-2.フィーリングも大きなポイントです
4.まとめ
札幌を例にとると市内には私立・公立(市立)の、2種類の幼稚園があります。
私立幼稚園は法人によって、公立幼稚園は市などの自治体によって運営されています。
2021年1月現在、公立幼稚園は市内に全9園ありますが、うち4園は2024年度末までの閉園が決まっているなど私立幼稚園に対して公立幼稚園の数は少なくなってきています。
・私立幼稚園の保育料
私立幼稚園の保育料を調べる場合はまず新制度に移行した幼稚園なのかどうかを確認しましょう。
2015年から始まった子ども・子育て支援新制度にすでに移行している幼稚園の保育料は所得にかかわらず無償となります。
移行していない幼稚園の場合、月額25,700円が無償化の上限となり幼稚園が定める保育料が上限額を上回る場合はその差額分が 保護者負担となります。
・公立幼稚園の保育料
公立幼稚園の保育料も幼児教育・保育の無償化に伴い無償となっています。
また公立、私立ともに毎月のバス代や教材費などが実費で負担となる場合があります。
入園手続きについては各幼稚園や自治体によって異なるものの多くは例年10月中旬に願書の配布を行い11月上旬に申込むという流れになります。
具体的なスケジュールは各幼稚園のホームページ等をご確認ください。
「近隣の幼稚園についてはなんとなくわかったけどどうやって候補を絞ろうかな・・・?」
ここからは幼稚園選びで迷いやすい、いくつかのポイントをご紹介していきます!
最近では給食を提供する幼稚園も多く 「毎日給食」「給食とお弁当の日が半々」「毎日お弁当」など お昼ごはんのスタイルも多様化しています。
幼稚園選びの時期には、実際に私の周りでも 「園児の間は、可愛いお弁当を作ってあげたい!」 「量や内容を子どもに合わせて調節できるし、食べ残しチェックもできる」 というお弁当派ママ 「小学校は給食だから、小さいうちから慣れてほしい」 「3年間毎日のお弁当作りは、正直ちょっと大変」 という給食派ママの両方の声を聞きました。
私服登園のメリットのひとつは、園庭遊びで泥だらけでも明日までにお洗濯が追い付かないかも!という心配が少ないことが挙げられます。
また制服は3年間の成長を見込んで年少児にはかなり大きめ (ときにブカブカ?) サイズを購入することも多いですが私服の場合、成長に合わせた洋服を着せることができます。
ただ入園式などの式典行事の場合は各家庭でフォーマルな服を用意しなければならないため意外とお金がかかった、という場合もあります。
制服登園では入園式以降、行事はすべて制服で参加することが多く都度買いそろえる必要がない、というメリットがあります。
また札幌市内の公立小学校に進学する場合は私服登校となるため「今しか着せられないから、可愛い制服姿を見たい!」と希望するママパパもいます。
一方で私服に比べてストックできる枚数が少ない制服は毎日の洗濯が大変だったり、入園時に一括してそろえる費用が家計の負担になったりするデメリットがあります。
ほかに、登園に不慣れな年少クラスの間[毎朝制服を着せる]こと自体が、朝の身支度のハードルとなることもあり得ます。
もちろん子どもの性格や個性にもよりますが、私の周りでは「制服をどうしても嫌がる子どもと、今日も格闘してきた!」
と毎朝のように苦笑いで教えてくれる同級生ママもいました。
特に下の子どもがいる場合、バス通園でバス停が自宅近くであれば送り迎えの負担の少なさは大きなメリットです。また同じバス停を利用する、ほかの親子と話す機会ができて先輩ママとの貴重な情報交換の時間がうまれることもあります。
さらにバスコースによっては保育時間にプラスアルファができる場合も。例えば14時降園、自宅近くのバス着が14時30分だと
「実質毎日プラス30分お友だちと遊ばせてもらってる感じ。この余裕は結構大きいよー!」
実際に先輩ママとのランチで聞いたこの声に当時、幼稚園選びの真っ最中だった私は、なるほど!でした。
デメリットとしては、月々のバス代がかかる、雨や雪の日にバスが遅れることがある、担任の先生と会う機会が少なくなり、幼稚園での様子がわかりにくいことなどが挙げられます。
一方、徒歩通園では先生方や同じクラスのママ達と顔を合わせる機会が多くなります。知り合いも増えるので、行事に参加する時も馴染みやすいというメリットがあります。
また子どもの手を握って歩く通園路は道端の花や虫に気づいたり、今日あったことを聞いたりするかけがえのない思い出の時間にもなります。
ただ下の子どもがいる場合ベビーカーや抱っこ紐での徒歩通園はママ、子ども双方の負担が増えてしまうという場合もあります。いざというときは車での送り迎えが可能かどうかなど幼稚園のルールを確認しておくのがおすすめです。
いよいよ幼稚園見学へ行ってみましょう! 主に以下のような機会があります。
・新入園児対象の見学会
・園庭の地域開放
・お遊び会やプレ教室
・個別見学
ほとんどの幼稚園は、秋の入園申込み時期の前に次年度の新入園児を対象とした見学会や説明会を行っています。また園庭の開放や、お遊び会を定期的に開催している幼稚園であれば先生方との交流の中で、その園の方針をより理解することができます。特に私立幼稚園では、園長先生のお考えがそのまま園の特徴となることもよくあります。先生方とお話できる機会を存分に活用して、検討材料を集めましょう!
見学に行くことの最大のメリットは、子どもやママパパがその幼稚園をどう感じるかを確かめられることだと思います。
先生方の在園児への声掛けの仕方園舎の明るさや清潔感園庭や遊具のメンテナンスの様子はもちろん直接肌で感じる雰囲気も、とても大きな決定要素です。見学の後には子ども自身の感想もぜひ聞いてみましょう!
またもし都合が合えば、パパの見学参加もおすすめです。男性ならではの視点や感想が、大きなヒントになることもあります。
幼稚園選びでは比較検討するポイントがたくさんありどうしても迷ってしまうものですよね。ちなみに、私自身が経験した幼稚園選びでは3園に絞った候補のうち、最終的に入園を決めたのは見学参加までは最も低い順位の候補の幼稚園でした。
見学会で触れた園長先生の人柄や、先生方の対応の良さそして子どもの「またあの幼稚園であそびたい!」の言葉が背中を押してくれたのですがすべて見学に行くまではわからなかったことでした。
実際に自分たちの目で見た印象を大切に、みなさんが「ここならきっとうちの子に合う!」と思える幼稚園に出会えますように!